竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
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「コンビニ百里の道をゆく」は、54歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

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 コロナでの規制も緩和され、日本を訪れる外国人観光客の姿も戻ってきました。コンビニという日本独特の場所を、大いに楽しんでいただきたいと思っています。

 とくに、コンビニでぜひ体感していただきたいのが、日本の「季節感」です。季節の果物を使ったスイーツもあれば、夏の土用ならうなぎを使った食べ物も置いてある。そういった商品で日本の季節を知る。外国の方々にとって新鮮な体験だと思います。

 実はコンビニで働く外国籍のクルーさんの間では、「コンビニで働けば日本の伝統文化を学ぶことができる」と、口コミで伝わっているという話を聞いたことがあります。

 店員として、うな重を扱うことで、なぜこの時期に食べるのかを知る。お花見のを売りながら、それにどういう意味があるのか、なぜこの時期なのかをポジティブに学んでいくことができるんです。

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