「我々は正確なファクト、肝心なシーンを準備して客観的に100に近い映像を出す。それを見て然るべき立場の人がジャッジする。スムーズにできればボクシングの面白さや本質がもっと伝わるはずです」

「今回はアベマがお手伝いしましたが、特別な機材等を使用したわけではありません。VTSのノウハウをみんなで共有、今後も継続することが大事です。ボクシングがどんどん良くなって欲しいです」

 日本人世界チャンプが増え始め、世間注目のスター選手も出現している。ボクシング界に吹き始めた追い風をしっかり掴めば、大きく前進できるチャンスだ。VTSや中継の進化はボクシング界を後押しするはず。どんどん変わるボクシング界、今後どのようなものを見せてくれるか楽しみだ。

(文・山岡則夫、取材協力・JBC、3150FIGHT、ABEMA)