ビリー・アイリッシュが、2019年12月19日に米深夜番組『レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン』の人気コーナー“Carpool Karaoke”に登場し、「bad guy」や「Ocean Eyes」を含むヒット曲を車中で歌ったり、ウクレレの腕前を披露しながらコーデンとトークを繰り広げた。
18日に18歳になったばかりの彼女は、先日【グラミー賞】の主要4部門を含む6部門にノミネートされるなど、名実共にビッグ・アーティストの仲間入りを果たしているが、自身のファンであると知って驚いたアーティストは誰かと聞かれると、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングとジャスティン・ビーバーの名を挙げた。
ジャスティンに関しては、【コーチェラ・フェスティバル2019】の会場でビリーが初対面した時にたまたまコーデンもその場にいた。当時を振り返りながら彼女は、【コーチェラ】ウィークエンドの間、自身の出番もあったため、「耐えられないからジャスティンで驚かせたりしないで」とまわりに念を押していたそうだ。
ところが、アリアナ・グランデのライブをVIPエリアで観ていたところ、ジャスティンが近くで身動きせずに彼女を見つめていることに気づいた。「5フィートくらいしか離れていないところに、彼が全く動かずに立っていた。マスクをしていたから、目しか見えていなかったけれど、彼の目だった!」と彼女は前のめりに話し、「彼のせいで脳をなくしてしまった」と独特の表現で当時の心境を語っている。そしてジャスティンの「ベイビー」のリュダクリスのラップを完璧に繰り出し、正真正銘の大ファンであることを証明してみせた。
「Ocean Eyes」を歌う前には感慨深げな表情を見せながら、13歳の時にレコーディングしたというこの曲が、「私に人生を与えてくれた」とビリーは語っている。そして彼女はコーデンを今も家族と一緒に住んでいる実家へと案内した。
『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』とEP(『ドント・スマイル・アット・ミー』)は、兄のフィニアスと共に彼の小さな寝室で制作された。壁のホワイトボードに殴り書きされた曲順も当時のままだ。2015年の初め頃に、「お前を世界一のポップ・スターにしてやる」と兄に言われたことを彼女は振り返っているほか、母親で女優のマギー・ベアードも顔を出し、才能ある兄妹が作る楽曲の数々に“いつも圧倒されていた”とコメントしている。
なお、3月にリリースされたビリーのデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』の制作過程を追ったドキュメンタリーを、Apple TV+が12月初旬に2,500万ドル(約27億円)で購入したと報じられている。