無料ゲームアプリ「ぼくらの秘密基地」の画面(iTunesより)
無料ゲームアプリ「ぼくらの秘密基地」の画面(iTunesより)
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 子どもの頃、森の中に自分だけの「秘密基地」を作ることに憧れた人は少なくないだろう。その頃の思いがよみがえってきそうなスマートフォン向けアプリが登場した。

 アルパカが共食いをして進化していくといったシュールな内容「アルパカにいさん」シリーズなど、ちょっと変わったゲームを手掛けているIT企業「COCOSOLA」が8月にリリースした無料ゲームアプリ「ぼくらの秘密基地」(iOS、Android)は、そんな「秘密基地」を舞台にしたゲームだ。

 このゲームに登場するのは、とある小学6年生の5人の子どもたち「ぼくら」だ。5人が、卒業を前にした最後の夏休みの思い出づくりに「秘密基地」を作るというストーリーで始まる。

 操作方法は、基本的にタップを繰り返すだけというシンプルなもの。ストーリー展開は、丸太を集めて、それを組み立て、セミの鳴く森の中に「秘密基地」を作るというもの。基地を作る途中で、作ったもので遊んだり、昆虫を見つけたりすることもできる。また、セミや鳥が鳴く効果音もバックに流れるが、これが、なかなかリアルである。この「秘密基地」を作っていく過程はアプリ内の「日記」に記録されていく。

 しかし、ある程度基地づくりを進めていくと、突如として異変が起き始めるのである。

 ここから先はネタバレになるので、詳しい結末については書かないが、スタート時からは全く想像もできないようなシュールな展開が待ち受けている。一見ほのぼのとした雰囲気にも見えるこのゲームだが、他のCOCOSOLAのゲームの説明を見ると分かるように、この風変わりっぷりこそが「COCOSOLAらしい」といえる。なんとも不思議なゲームである。

 プレーヤーは進めていくうちに、結末が気になってしかたがなくなるかもしれない。殺伐とした現実に疲れ、ゲームの中だけでもほのぼのと過ごそう……と始めようとする人は要注意!

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