TVシリーズ『仮面ライダーアギト』などを手がけた六車俊治監督による青春ムービー『JK☆ROCK』が2019年4月6日より公開される。
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本作は、突然のバンド解散をきっかけに、音楽を捨ててくすぶっている主人公・丈が、初心者女子高生バンドの指導をきっかけに、彼女たちの真っ直ぐな姿を通して音楽への情熱を取り戻していく物語だ。才能がありながらも音楽への気持ちを諦め、別の道に進もうとする丈を演じるのは福山翔大。福山はミュージカル『薄桜鬼 原田左之助篇』や現在公開中の映画『翔んで埼玉』に出演し、その端正なルックスと演技力に注目を集めている。
そして劇中で丈が指導する初心者女子高生バンドを演じているのが、現役女子高生バンド「DROP DOLL」の3人。メンバー全員がボーカルと楽器演奏をこなす、スリーピース&スリーボーカル・バンドという珍しい編成をとっており、現代の女子高生が生み出す「リアルJKの“オシャレ・カワイイ・カッコイイ”」が溢れるキャッチーなメロディラインとポップなバンドチューン、そして、タイプが違う3人のキュートなルックスとアイコニックなファッションビジュアルが重なり合って、唯一無二の個性を放っている。
演技の面でも3人はそれぞれ全く異なる個性の強いキャラクターを好演し、ベテランの役者陣にも臆することなく真っ向からぶつかっている。特に丈に大きな影響を与えることになるチヒロを演じた早間千尋(DROP DOLL. チヒロ)のインパクトは絶大。動きや表情の一つ一つがパワフルだが、きちんとキャラクターに合った動きになっており、空回りをしている感じが一切ない。チヒロとしてスクリーンの中にしっかりと存在しているその姿は、主演の福山を含め、他のキャストに引けを取らない魅力に満ち溢れている。
また、メジャーデビューを果たしている現役バンドなだけに、劇中のライブシーンの迫力はかなりのもの。確かな技術に裏打ちされた演奏シーンに加え、注目すべきはその練習シーン。プロのバンドとして活躍する彼女達にとって、楽器の扱いは手慣れたものだが、役柄が初心者であるため、わざとリズムを外したり、不慣れな様に見せたりするのは、技術があるだけに難しい表現なのだが、そこもきっちりこなしている。大スクリーンで展開されるフレッシュな演技と演奏、そして若さとエネルギーが迸る主題歌「シークレットボイス」にも注目だ。
◎公開情報
『JK☆ROCK』
2019年4月6日(土)より、全国公開
監督:六車俊治
出演:福山翔大、山本涼介、小林亮太、熊谷魁人、早間千尋(DROP DOLL. チヒロ)、結 那(DROP DOLL. ユイナ)、三宅ゆきの(DROP DOLL. ユキノ)、高島礼子、西村まさ彦ほか
(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ