故プリンス、1995年~2010年のカタログ作品を年内に全世界リリースへ
故プリンス、1995年~2010年のカタログ作品を年内に全世界リリースへ
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 故プリンスが1995年から2010年に発表した『ゴールド・エクスペリエンス』や『イマンシペイション』を含む19作品が、年内にソニーミュージックより全世界で発売予定であることが分かった。

 米ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のレガシー・レコーディングス(Legacy Recordings)とプリンス財団(The Estate Of Prince Rogers Nelson)は、故プリンスが1978年から2015年までに発表した35枚のカタログ作品の独占契約(1978年から1996年に録音した作品に関しては北米のみソニー)を締結したことを6月27日に発表した。

 これらの作品は、デジタルでは米ストリーミング・サービス“TIDAL”でしか配信されていなかったものだが、この度、日本を含む全世界でのデジタル配信が解禁される予定。年内に発売となるアルバムのタイトル一覧や、具体的な発売日時は追って発表とのこと。

 また、2014~2015年の間のアルバムも将来ソニーミュージックより全世界発売となるほか、1995年以降にレコーディングされたシングルやBサイド、リミックス、アルバム未収録曲、ライブ音源、ミュージック・ビデオなども追って発売予定だ。

 なお、1978年から1996年に録音された『Prince』、『1999』、『Sign 'O' The Times』、『Lovesexy』など計12枚のオリジナル・スタジオ・アルバムについては、3年後の2021年より北米のみソニーミュージックへ権利が移行、発売予定となっている。

 プリンスは、2016年4月21日に惜しまれながらも57歳の若さで急逝。グラミー賞7度受賞、12作品のプラチナ・アルバム(100万枚以上のセールス)と30曲のトップ40シングルを生み出し、アルバム累計1億2千枚以上のセールスを記録するスーパー・アーティスト。デビュー以降、ポピュラーミュージック・シーンに常に革新をもたらし、80年代、白人アーティストしか放送しなかった当時の保守的なMTVで、 マイケル・ジャクソンとプリンスだけが黒人アーティストとしてプロモーション・ビデオの放送が許されていた。

 2018年はデビュー・アルバム『フォー・ユー』発売から40周年を迎えるアニバーサリー・イヤーでもあり、プリンスが存命であれば60歳を迎える節目の年となる。

◎コメント
・リチャード・ストーリー(米ソニーミュージック Commercial Music Group代表)
彼は先見の明がある真のアーティストであり、彼の音楽、愛、喜び、そしてインスピレーションを多くの人へ与え世界を変えた。ソニーミュージックは彼の音楽を生かし、従来のファンから未来のファンまで世代を超えて愛されるような役割を担うことを心より光栄に思う。

・トロイ・カーター(プリンス財団アドバイザー)
ソニー・チームのプリンスの音楽に対する情熱と深い造詣は、彼の象徴的な作品群をリリースするのに理想的なパートナーが持つべきものだ。後継者やソニーのチームとともに、ファンがずっと待ち望んでいたプリンスの素晴らしい音楽をより多く届けることを楽しみにしている。

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