2016年のアルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』のリリースから2月で2年が過ぎ、そろそろカニエ・ウェストによる新作の進行状況が気になるところだが、TMZが2018年3月12日に伝えたところによると、彼は最近米ワイオミング州ジャクソンホールにある別荘兼スタジオで多数のコラボレーターと一緒にいるところを目撃されているようだ。
それはまるで2010年に『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』の為にハワイに集まったドリーム・チームを彷彿とさせる豪華な面々だ。まず、トラヴィス・スコットが雪が残るワイオミングの大自然の中に佇んでいる写真がSNSに投稿され、ニュー・アルバム『アストロワールド』の方もようやく動きがあるのではと期待が高まっている。また、新進気鋭のプロデューサーPi'erre Bourneとエイサップ・バリが現地で撮った写真や、ナズとキッド・カディ(2008年の『808s&ハートブレイク』収録の「ウェルカム・トゥ・ハートブレイク」でコラボ)の写真も表面化している。カニエと過去に仕事をしたことがあるシカゴのキング・ルーイ(King Louie)とザ・ドリームもワイオミングにいたようで、他にもカニエと親しいヒップ・ホップ・プロデューサーのマイク・ディーン、Wheezy、そしてジェフ・バスカーも目撃されている。
E!ニュースによると、カニエの妻キム・カーダシアン・ウェストは夫がワイオミングにこもることについて、「カニエは自分の音楽をレコーディングする為にワイオミングにエスケープするのが大好きなの。静かだし、閉じこもって曲を完成させることに集中できるから。山の中にいることで気が散ることもあまりないし、自分の音楽の方向感覚がはっきりすると彼は思っている。だから物事を成し遂げるゾーンに入った時、彼はあそこにエスケープするのよ。カニエは近々何かをリリースしたがっていて、クリエイティブ・ゲームに戻ることにとても興奮している」と話している。