4人の慈善活動アドバイザーが手を組み、個人・企業・非営利のクライアントの慈善活動戦略を支援する“The Artemis Agency(アルテミス・エイジェンシー)”を立ち上げた。ハリウッド・リポーターが伝えている。
発起人の4人はそれぞれハリウッドでの深いコネクションと経験を持つ人物たちだ。サラ・アドルフソンはWME Foundationの事務局長を、キャサリン・キンメルはボノの貧困救済活動“ONE Campaign”の西海岸コンサルタント長を、レジーナ・ミラーは非営利劇団“Geffen Playhouse”でチーフ開発責任者を、ミシェリン・ウッドアードは“CAA Foundation”のプログラム・ディレクターを経てタレントのフィル・マグローと妻ロビン・マグローによる財団の会長を務めていた。
ギリシャ神話に登場する狩猟の女神にちなんで名付けられた同団体では、すでに発起人たちの元雇用主やクライアントと契約している。WME、IMG、Oneをはじめ、レディー・ガガによる若者活性団体“Born This Way Foundation”や、Geffen Playhouse、Charlize Theron Africa Outreach Project(シャーリーズ・セロンのアフリカ支援プロジェクト)、アル・ゴアのThe Climate Reality Project、National Center for Missing and Exploited Children(行方不明者および搾取された子どもたちのためのセンター)などだ。Artemisは包括的かつ長期的に彼らと協力していく予定で、慈善活動コンサルタントの典型的なやり方から脱却したものになるという。
アドルフソンはハリウッド・リポーターに対し、「キャンペーン専門の会社や資金集め専門会社、プログラムに沿った戦略専門の会社などはありますが、それら全てをこなす会社はごくわずかです。WMEで多数クライアントの仕事をしているなかで、1か所で全てできる会社の必要性や、我々4人でこれらの異なるエリア全てをカバーできることに気付いたのです」と語っている。
The Artemis Agencyは、クライアントが自身の情熱と資力に合った機会を見つけ、彼らのプラットフォームを利用するためのクリエイティブで持続可能なプログラムや戦略の開発を支援するという。アドルフソンは、「“今回のイベントでかなりの金額が集まりましたよ、おめでとうございます”で終わりではありません。我々はその後、クライアントがお金をどう賢く使うか決めるのをサポートするための存在でありたいのです。始めから終わりまで力になります」と話している。