フィギュアスケーターの羽生結弦が『殿、利息でござる!』に映画初出演することが発表された。
映画『殿、利息でござる!』は“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い、磯田道史氏の近著『私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』を、中村義洋監督が映画化。主演の阿部サダヲを筆頭に、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平が出演するユーモアある歴史エンターテインメント作品となっている。
本作品で映画初出演となる羽生結弦の役どころは、映画のタイトルにもなっている“殿”である、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役。出演シーンは少ないながらも重要な役柄を演じた。今まで映画などに出演することはなかった羽生だが、故郷である仙台に実在した人物たちの感動秘話に出演を快諾。名実共に世界最高のフィギュアスケーターが、マゲ姿でスクリーンに初登場することとなった。出演あたり、羽生結弦より期待と喜びのコメントが届いている。本作は5月14日より全国公開。
◎羽生結弦コメント
江戸時代の仙台藩を舞台にした映画『殿、利息でござる!』で、伊達の殿様役を頂き、初めて役者として、演技をさせていただきました。お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです。撮影は昨年の夏だったのですが、試合のプログラムだけではなくエキシビジョン、ショー等でも、表現者として今回の貴重な経験を活かすことができたのではないかと思っています。このお話は実話を元にしているとのことですが、地元宮城にこんな素晴らしい話があったということに驚いています。殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください。