18日(土)は西日本で雨雲が発達しやすく、九州は非常に激しい雨も。晴れる所は気温が高く、7月並みの所も。
今週末の天気の特徴
18日(土)も19日(日)も地上天気図に大きな違いは見られません。日本の東海上に高気圧の中心があり、本州付近は土日ともにこの高気圧の圏内です。ただ、高気圧の縁をまわるように湿った空気が流れ込むため、西日本の太平洋側を中心に雨雲がわくでしょう。また、地上天気図では表現されませんが、18日(土)は上空の気圧の谷が西日本をゆっくり東進します(黄色の破線)。このため、九州で雨雲が発達しやすく、雨量が多くなりそうです。さらに西に目を移して、梅雨前線(白い破線)に注目しますと、18日(土)は前線がやや北に盛り上がって、沖縄本島付近に延びます。このため本島地方では朝にかけて雨雲がかかりやすいでしょう。一方で、19日(日)は盛り上がる部分がなく、本島の南に停滞する見込みです。
18日(土)の天気と気温
沖縄は梅雨前線の影響で、朝までは雨や雷雨の所があるでしょう。日中は日の差す時間もあって、30度近くまで気温が上がりそうです。九州は一日雨の降る所が多く、雨脚が強まる所もあります。特に雨雲が発達しやすいのが、鹿児島県の大隅地方や宮崎県などの南東側に開けた斜面です。カミナリが鳴って滝のようにゴーゴーと、非常に激しく降る所があるでしょう。今年これまでで一番の大雨となる恐れもあります。最高気温はきょう17日(金)より低くなりますが、湿度が高く、ムシムシしそうです。四国や中国地方も午後を中心に所々に雨雲がかかるでしょう。近畿や東海も雲が広がりやすく、朝晩は太平洋側の一部で雨が降りそうです。関東も雲の多い天気ですが、晴れる時間もありそうです。北陸は晴れて、季節先取りの暑さが続きます。東北や北海道も晴れますが、昼頃までは濃い霧で見通しの悪くなる所があるでしょう。最高気温は所々で7月並みとなり、今年一番の暑さを更新する所がありそうです。
19日(日)の天気と気温
沖縄は雲が広がりやすいですが、日の差す時間もあるでしょう。九州の雨のピークは過ぎるものの、引き続き南東側の斜面を中心に雨が降りそうです。中国、四国は晴れ間がありますが、高知県など太平洋側は雨雲がわく可能性があります。近畿は曇りの時間が長く、東海や関東も時々日が差す程度で雲が広がりやすいでしょう。一部でにわか雨が予想されますので、お出かけ前に最新の予報を確認するとよいでしょう。北陸や東北、北海道は時々雲が広がる程度で、各地で日差しが届きます。日中の暑さが続き、あちらこちらで25度以上の夏日となるでしょう。体はまだ暑さに慣れていない時期です。屋外での活動は定期的に日陰に入って休憩をとり、こまめに水分を補給しましょう。