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仙台管区気象台は、きょう9日(木)午後6時40分、福島県の吾妻山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2)を発表しました。今後、吾妻山では小規模な噴火が発生する可能性があるとして、気象台は警戒を呼びかけています。

吾妻山の噴火警戒レベル1から2に引き上げ

今月5日頃から火山性地震が多い状態で経過していました福島県の吾妻山ですが、きょう午後5時30分頃から、浄土平観測点に設置している傾斜計で明瞭な傾斜変動がみられたとのことです。このため、仙台管区気象台は、吾妻山の火山活動が活発化しているとして、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

小規模な噴火の可能性…防災上の警戒事項は

吾妻山では、今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとのことです。大穴火口から、おおむね1.5キロメートル以内の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。また、地元自治体の指示に従い、危険な地域には入らないようにしてください。噴石以外にも、大穴火口の風下側では、降灰や風で流される小さな噴石、火山ガスにも注意が必要です。