暦では春ですが、既に東北地方でも真夏日になるなど夏が前倒しでやってきています。きょう25日(水)に発表された最新の3か月予報の資料から5月、6月、7月の天気、気温の傾向を確認しましょう。
風薫る5月 早まる衣替え
天気は北日本と東日本の太平洋側では数日の周期で変わるでしょう。東日本の日本海側と西日本では、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。沖縄・奄美は前線や湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込みです。平年だと梅雨入りする時期(平年日は沖縄:5月9日ごろ、奄美:5月11日ごろ)ですが、今年は若干遅れるかもしれません。
気温は全国的に平年より高い日が多く、特に東日本・西日本・沖縄・奄美では大型連休中など前半は暑さが継続する見込みです。春服では汗ばみ、半袖で過ごせる日が多いでしょう。
6月梅雨 北と南で高め
天気は北日本では前半は数日の周期で変わり、後半は曇りや雨の日が多い見込みです。東日本・西日本も前線や湿った空気の影響を受けやすく平年に比べぐずついて曇りや雨の日が多い見込みです。沖縄・奄美は平年と同様、曇りや雨の梅雨空が多くなりそうです。
気温は北日本と沖縄・奄美は平年並みか高く、東日本・西日本は平年並みとなりそうです。南から湿った空気が流れ込むため、ジメジメと蒸し暑くなりそうです。
7月 夏の到来早い?
天気は北日本は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東日本・西日本は前線や湿った空気の影響を受けるのは一時的で、太平洋高気圧に覆われる日が多いでしょう。前半は平年に比べ曇りや雨の日が少なく、後半は平年より晴れる日が多い見込みです。沖縄・奄美は太平洋高気圧にすっぽりと覆われ、晴れる日が多いでしょう。
気温は全国的に平年より高めで、特に東日本・西日本・沖縄・奄美では真夏の暑さが前倒しでやってくるでしょう。
※北日本=北海道・東北、東日本=関東甲信・東海・北陸、西日本=近畿・中国・四国・九州(奄美を除く)