きょう(3月1日)午前11時ごろ、霧島山の新燃岳で噴火が発生した模様です。新燃岳の噴火は2017年(去年)の10月17日以来です。新燃岳の火口からおおむね2kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散に警戒が必要です。

この記事の写真をすべて見る

新燃岳 噴火した模様

きょう(3月1日)午前11時ごろ、宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山の新燃岳が噴火した模様です。宮崎県の高原町からは火山灰が降るのが確認されました。新燃岳の噴火は去年の10月以来です。
新燃岳では、2011年に爆発的噴火が発生しました。また、去年10月の噴火の際には、噴煙が一時、火口から2300メートルの高さまで上がり、活発な火山活動が続きました。
気象庁は、噴火警戒レベルを火口周辺を規制する「2」から、入山を規制する「3」に引き上げました。
火口からおおむね2kmまでは弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
火口からおおむね1kmまでは火砕流が達する可能性があります。
また、爆発的噴火に伴う、大きな空振による窓ガラスの破損や降雨時の土石流にも注意が必要です。

火山性微動が発生

新燃岳では、きょう8時15分ごろから火山性微動が発生し、振幅が増大しながら継続しています。
2月24日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下の通りです。
今後も、地元自治体などが発表する火山ガスの情報にも留意してください。