過去最強クラスの寒波が襲来。日本海側は広く雪で、大雪の恐れ。特に北陸地方では、たった1日で降雪が100センチに達する所も。その後もさらなるドカ雪の可能性。太平洋側にも所々に雪雲が流れ込み、厳しい寒さになるでしょう。

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◆過去最強クラスの強烈寒波

日本付近は冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込んでいます。寒気の底は24日(水)で、過去最強クラスの寒気が流れ込んでくる予想です。
北海道と本州の日本海側、九州北部は広く雪が降り、大雪となる恐れがあります。太平洋側にも雪雲が所々に流れ込み、積雪となる所があるでしょう。特に、日本海で風と風がぶつかって発達した雪雲が次々と流れ込む、北陸地方(新潟県、石川県、富山県、福井県)でドカ雪となる恐れがあります。24日18時までの24時間で降る雪の量は多い所で北陸地方は100センチの予想です。そのほか、多い所で、東北地方や東海地方で80センチ、関東甲信地方の山沿いで70センチ、近畿地方で60センチ、北海道、中国地方で40センチ、四国地方で15センチの見込みです。その後、24日午後6時からの24時間でも北陸地方の多い所ではさらに80センチから100センチの雪が降る恐れがあり、積雪が急増する可能性があります。北海道から北陸を中心に風も非常に強く、見通しのきかない猛吹雪にも警戒が必要です。

交通障害に警戒を

北陸地方では今月1月11日から12日にかけても強い寒気の影響で、記録的な大雪に見舞われました。新潟市では11日の朝まではほとんどなかった雪が12日の朝には一気に80センチの積雪。この日、新潟県を中心に北陸では列車や車の立ち往生など交通網に大きな影響がでました。
今回も大雪や猛吹雪によって、立ち往生など交通障害が起こる恐れがあり、十分な警戒が必要です。