あす(16日)は、上空に寒気を伴った低気圧が北海道付近を通過するでしょう。沖縄付近には梅雨前線が停滞する見込みです。一方、本州付近は晴れて、東京都心は4日ぶりの夏日になりそう。

この記事の写真をすべて見る

北日本は引き続き大気が不安定

きょう(15日)は、上空に寒気を伴う低気圧が、日本海をゆっくりと東へ進みました。低気圧周辺では大気の状態が非常に不安定になり、東北の日本海側を中心に落雷が観測されました。この低気圧は、あす(16日)にかけて北海道付近に進む見込みです。このため北海道では、あすも大気の不安定な状態が続くでしょう。日本海側を中心に、雷や突風、急な強い雨などにご注意下さい。東北も雲が広がりやすく、午前中を中心に雨が降りそうです。

関東~九州・四国

本州付近は、西から高気圧に覆われる見込みです。関東から九州・四国にかけては、日中はおおむね晴れて、日差しが届くでしょう。ただ、関東北部では、夕方から夜にかけてにわか雨の所もありそうです。日中の気温は、きょう(15日)は平年並みか低い所が多くなりましたが、あす(16日)は平年並みか高くなる所が多い見込みです。東京都心の最高気温は25度と6月上旬並みの予想で、4日ぶりに25度以上の夏日になりそうです。

沖縄は前線が停滞

梅雨前線の停滞している沖縄は、前線に向かって南から湿った空気が流れ込むでしょう。きょう(15日)は、那覇空港で竜巻が目撃されましたが、あすも大気の状態が不安定になり、雷を伴って雨が非常に激しく降ることもあるでしょう。急な強い雨、落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。「急に辺りが暗くなる」「急にヒヤッとした冷たい風が吹く」「急に大粒の雨やひょうが降ってきた」など、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど、身を守る行動をしましょう。