台風10号は今まで以上に警戒が必要です。29日月曜日から30日火曜日にかけて東日本から北日本に接近・上陸する恐れがあります。今後の進路などによっては東北も深刻な被害が出るかもしれません。
この記事の写真をすべて見るきょう27日土曜日 太平洋側 波が高い
写真は石巻港からフェリーで約40分、「猫の島」として知られる田代島で撮ったもの。
東北に停滞する前線に向かって吹く東よりの風で、太平洋側の波は高くなっています。田代島では時折、波が大きく岩を打つ音が響きました。
はるか遠くの海上にある台風を心配するかのように海を注意深く眺めるネコや、海岸の近くでうたた寝しているネコもいましたが、島に住む方によるとネコは台風が来ると軒下など雨風がしのげる場所で身を潜めているそうです。
台風10号 今まで以上に警戒を
台風はまだ東北から離れていますが、足音は近づいています。
非常に強い台風10号はあまり勢力を落とさずに、29日月曜日から30日火曜日にかけて東日本から北日本に接近・上陸する恐れがあります。
進路はまだ定まってないものの、きのうより予想が東寄りに変わり、東北に接近する確率が大きくなってきました。 東北にはたった2週間で7号・11号・9号と台風が3個もきていますが、10号はいっそうの警戒が必要です。
●今回のケース
[1]強風(暴風)の範囲が広い
[2]より大きく勢力が強い状態で接近
今後の進路などによっては東北も深刻な被害が出るかもしれません。
台風が東北から離れたコースを取っても、暴風による被害や、大雨によるがけ崩れや川の氾濫、高波・高潮による海沿いの道路や低地の浸水など甚大な被害をもたらす災害が発生する恐れがあります。
最新の情報をこまめに確認してください。
あす28日日曜日 台風対策のチャンス
あす28日は東北の太平洋側は雨の降ることもありますが、雨のやむ時間の方が長い見込みです。風もまだ強くは吹かないでしょう。
29日月曜日から30日火曜日にかけて台風の接近が見込まれますから、いざという時の備えをもう一度見直しておくとよさそうです。日差しの出る日本海側はかなり蒸し暑くなりますので体調に気をつけつつ作業を行ってくださいね。
●主な確認のポイント
・風に飛ばされやすい物の片付け、側溝や雨どいの掃除
・避難経路や避難場所、非常用持ち出し袋の確認
・自治体からの避難情報や最新の情報を得る手段
・停電への備えも忘れずに(懐中電灯・ラジオなど)
※台風が近づいたら、不要不急の外出や水田・畑の見回りも控えましょう