『アナと雪の女王』が通算11週の全米No.1獲得、新作ラッシュも首位は譲らず
『アナと雪の女王』が通算11週の全米No.1獲得、新作ラッシュも首位は譲らず
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 『アナと雪の女王』が、通算11週目のNo.1獲得で、先週より倍近いセールスを上回った5月3日アルバムチャート。

 アニメ映画のサウンドトラックでは、『ライオン・キング』を抜き、歴代首位に立った『アナと雪の女王』。先週の13万枚から、今週は259,000枚と倍以上のセールスを獲得し、もはや無敵の状態。3月上旬に開催されたアカデミー賞後は、映画と共にこのサントラ盤が音楽界を揺るがし、春にリリースラッシュを迎えた大物たちの新作も、この『アナと雪の女王』には及ばず、今週も2位から5位まで4作が新作だが、やはり首位はフローズンしたままだった。

 惜しくも首位獲得はならなかったが、デビュー・アルバムにして2位に初登場したのは、オーガスト・アルシーナの『テスティモニー』。50万枚のセールスを記録した先行シングル「アイ・ラヴ・ディス・シット」が決め手となり、名を知らしめたオーガスト。本作にはリック・ロスやB.O.B、ファボラス等が参加、R&Bチャートとラップ・チャートではNo,1デビューを果たしている。

 5作目のアルバムにして、初のTOP3入りを果たしたのがクリスチャン系ロックバンド、ニードトゥブリーズの『リバーズ・イン・ザ・ウェイストランド』。3年前にリリースされた4thアルバムが6位、ロックチャート、クリスチャン・チャートではNo.1を獲得したが、その記録を超えるセールスをマークし、ロック、クリスチャンに加えて、オルタナティブチャートでも、No.1を獲得した。

 シングルチャートで今週3位にアップした「トーク・ダーティー」が絶好調のジェイソン・デルーロの同名アルバムは、本作で初のTOP10入り。タイトルソングのヒットが、本作のセールスを伸ばした。続いて、前作に引き続き5位にデビューした、フォークシンガーのイングリッド・ミケルソンによる、約2年ぶりとなる新作『ライツ・アウト』が僅差でデビュー。どのアーティストも、前作と比較して売上げを伸ばし、順位もアップしているが、やはり『アナと雪の女王』の存在が大きかった。

 その『アナと雪の女王』のカラオケ・シリーズがリリースされ、今週17位に初登場している。カラオケ・シリーズでは1万枚以上のセールスを記録し、この順位につくというのは異例中の異例で、まさに“フローズン・フィーバー”。このカラオケ・トラックが売れるというのも、動画に利用するユーザーが増えている証拠で、このアルバムを利用して、SNS等にアップするということが用途として多いのではないかと思われる。