きょう(22日)花粉の飛散数は、東日本を中心にやや多い予想となっていますので、まだまだ油断せずしっかりと対策をすることが大切です。花粉のシーズンに、症状が出ると、花粉症か風邪なのか区別がつきにくい場合もあるかと思います。今回は簡単な区別の仕方を見ていきましょう。花粉症は近年、大人・子ども関係なく発症しやすい病気と言われています。小さなお子様は自力でのケアが難しいため、まわりの大人がより気を付けることで、花粉症から守りましょう。
この記事の写真をすべて見るこの症状は風邪?花粉症?
風邪と花粉症は、症状がよく似ていますが、それぞれ原因が違うので、間違った自己診断をして薬を服用してしまうと症状を悪化させてしまう危険性があります。鼻水が止まらないから風邪だろうなどと安易に判断するのはやめましょう。
風邪と花粉症の一番簡単な見分け方は、鼻水の性質の違いです。風邪による鼻水は粘性があり、黄色かったり青みがかった色をしています。一方、花粉症による鼻水は、粘り気がなく何もしていなくても鼻から垂れてきてしまうような、サラサラと水っぽい状態が特徴です。また、風邪の場合は、喉の痛みや発熱を伴うことも多いですが、花粉症はアレルギー症状ですので目のかゆみが出てきます。花粉症は、花粉が飛散し続けている間、症状が出ますので、二週間以上症状が続くようであれば、花粉症の可能性が高いといえます。正確なアレルギー検査は、病院で簡単に受けられますので、気になる方は、耳鼻科などを受診するといいでしょう。
日常のケアでお子様を花粉から守ろう
小さなお子様でも花粉症の症状が現れる事が多くなっています。花粉症への基本的な対策は、原因となるアレルギー物質に接触しない事。花粉症が発症してしまった場合は勿論、発症していなくてもできるだけ日常的にできる予防策をとっておきましょう。お子様がいる家庭では、特に次の事に気を付けてください。
・外遊びは午前中がおすすめ
花粉は晴れて風の強い日の午後に多く飛散するので、外出の時間を意識しましょう
・外出時はつばのついた帽子の着用を
帽子によって、花粉が顔に付きにくくなるので、花粉のシーズンは帽子の着用を習慣づけるといいでしょう
・外出時は衣服の表面を良く払い、うがいと手洗いを
外で付着した花粉を家の中に持ち込まない事が大切です
小さなお子様にはちょっとした治療でも負担になったり、精神的苦痛を伴うもの。幼児期は周りの大人が特に気を配り、予防を心掛けましょう。