東京も桜が開花し、お花見を計画している方も多いでしょう。一方で、花粉症の方は屋外で長時間、過ごすのが心配な方もいらっしゃるのでは?そこで、桜の開花・満開時期とスギ花粉の飛散の関係を調べてみました。

東京 桜の開花・満開時期と花粉飛散の関係
東京 桜の開花・満開時期と花粉飛散の関係
この記事の写真をすべて見る

東京では21日(月)に桜が開花し、お花見を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
一方で、花粉症の方にとっては、スギ花粉が気になり、せっかくのウキウキ気分が半減してしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
「桜が咲くと、スギ花粉もそろそろ終わり」といわれますが、実際にどうなのでしょうか?
上の図は桜が開花・満開の時期にスギとヒノキの花粉が総飛散数のうち何割程度、飛散を終えたかを表したものです。
(日本気象協会が東京都心で観測したここ10年間のデータをもとにしています。)
桜の開花時期には花粉の飛散は総飛散数の約6割で終わっていますが、まだ約4割が残っている状況です。
つまり桜の開花時期はピークはすぎつつあるものの、まだ万全な対策が必要といえます。
一方、満開の時期には約8割の飛散が終わり、花粉の飛散はもう終盤といえそうです。
(※「サクラの開花日」とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日。「サクラの満開日」は約8割以上の花が咲きそろった状態になった最初の日。)
桜の状況はそのときの天気や気温にもよりますが、満開になってから1週間くらいは楽しめることが多くなっています。
満開前の5分咲き程度でも、桜は見ごたえがあり、お花見は楽しめそうですが、花粉症の方は満開を過ぎてからの方が花粉の影響が少なく楽しめそうです。