先日、ジャスティン・ビーバーの今年1月に逮捕された際の映像が一部公開されたが、その残りのビデオが“デリケートな部分”を隠して公開されることになった。
マイアミ・デイド郡の判事、ウィリアム・ウォルトフィールドの話によると、5本ある未公開ビデオのうちの2本には、マイアミ・ビーチ警察で尿検査を行なうビーバーの性器が映っているとのこと。同ビデオを公開することは、市民が知る権利を上回ったプライバシーの侵害であるとしている。「ビーバー氏はプライバシーの権利を失っておらず、それを守ることは最も重要なことだ」と同判事は述べている。
AP通信や他メディアの弁護士は以前より、これらのデリケートな部分を隠すことを提案しており、残りのビデオはフロリダの公文書などの記録に関する法のもとで公開された。同ビデオのほとんどは先週公開されており、そこにはビーバーが飲酒テストを受ける際、ふらつきながら歩く様子などが映っていた。
ビーバーの弁護士、ロイ・ブラックは、今回の判決やメディア側の弁護士が行なったことに満足しているようで、編集なしで公開される3本のビデオは遠くからのアングルのため、何をしているか認識できないものだとしている。検察側は、裁判所の要求する編集が完了したら残りの5本のビデオすべてを公開するとのこと。またこれとは別に、マイアミ・ビーチ警察は、ビーバーのタトゥーを主にクローズアップした新しい写真も間もなく公開するとしている。
既に公開されている証拠書類には、ビーバーの血中アルコールレベルは0.02を下回っており、尿検査ではマリファナや精神安定剤ザナックスの成分が検出されたと記されている。警察の文書によると、ビーバーは逮捕される前にマリファナを吸っていたと話したようだ。