九州や四国を中心とした西日本では、長雨と日照不足が続く見込み。一方、北日本や北陸は、この先の気温が平年よりかなり高くなりそうです。ともに農作物や体調の管理に注意が必要です。

西日本 日照不足と長雨続く

上のグラフは6月1日~7月5日までの日照時間を平年と比べたもの。九州や四国では、曇りや雨の日が多く、日照時間が平年よりもかなり少なくなりました。特に九州南部の6月の日照時間は平年の47%しかなく、6月としては少ない方から第2位となりました。
また、下のグラフは同じ期間の降水量を平年と比べたもの。九州南部を中心に、雨量が平年を大きく上回り、6月の降水量としては最も多くなりました。(詳しくは下のリンク「6月の天候まとめ 偏った雨と暑さ」もご覧ください)
西日本では、今後2週間も曇りや雨の日が多い見込みです。農作物の管理などにご注意ください。

北日本や北陸 急な暑さに注意

一方、北海道や東北、北陸では、今週末から気温が高くなる見込み。金沢では11日(土)~14日(火)にかけて、30度以上の真夏日が続くでしょう。仙台では11日(土)に29度と真夏並みの気温になりそうです。
急に気温が高くなると、熱中症にかかりやすくなります。特にこの時期は湿気が多く、蒸し暑さが体にこたえそう。風通しの良い服装を心がけたり、こまめに水分や休憩をとったりするなど、熱中症対策をしてお過ごしください。