気象庁は、大涌谷周辺で噴火が発生する可能性があるとして、箱根山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。今後の情報に警戒が必要です。
この記事の写真をすべて見る大涌谷周辺で小規模噴火 今後も警戒を
気象庁によると、大涌谷周辺では、火山灰などの堆積による盛り上がりや降灰が確認されました。これらのことから、大涌谷ではごく小規模な噴火が発生したものとみられます。
今後、大涌谷周辺の想定火口域から700メートル程度の範囲まで影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
このため、大涌谷に出されていた火口周辺警報を、噴火レベル2から3に引き上げました。
噴火警戒レベル3とは?
噴火警戒レベル3は「入山規制」を意味します。危険な地域への立ち入りは規制されます。
どんなことに警戒すべき?
大涌谷周辺の想定火口域から700メートルの範囲では、噴火に伴って飛散する大きな噴石に警戒してください。
また、風下側では、火山灰や小さな噴石が風に流されて降るおそれがあります。注意してください。
地元自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないようにしてください。