ポール・マッカートニーが9月23日の夜、間もなくリリースするアルバム『New』からの3曲に加え、ザ・ビートルズやウィングス時代、そしてソロ名義での名曲15曲をハリウッドのブルバードで披露した。
エル・キャピタン劇場で行なわれた米トーク・ライブ番組『ジミー・キンメル・ライブ!』へ出演し、ハリウッドを初めて訪れた際の事やロイヤル・アルバート・ホールでフランク・シナトラに会った時のこと、また、パフォーマンスの間はどのようにしてファンの感情に押し流されないようにしてきたかなどについて語ったマッカートニー。その後、混雑を避けるため一時的に閉鎖されたブルバード通りにてパフォーマンスを行なった。
番組内ではキンメルからの質問が次から次へと及ぶなか、マッカートニーはザ・ビートルズ時代の未発表曲「カーニヴァル・オブ・ライト(Carnival of Light)」について、リリースされる可能性があるかもしれないと言及した。同曲は“非常に現実離れしている”とのことで、ひょっとすると長さが15分にも及ぶかもしれないとのことだ。
ハリウッドのブルバードでマッカートニーと彼のバンドは、「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」、「バンド・オン・ザ・ラン」などのスタンダード・ナンバーをはじめ、10月15日に全米リリース(日本盤は14日)されるアルバムからは「セイヴ・アス(Save Us)」、「エヴリバディ・アウト・ゼア(Everybody Out There)」、そして1stシングルの「New」を披露した。なお、当日の午後4時頃にはマッカートニーとバンドが12曲のサウンドチェックを行なったため、早くから会場にいたファンには嬉しいご褒美もあったようだ。
◎ポール・マッカートニーが披露した演目は以下の通り:
「マジカル・ミステリー・ツアー」
「セイヴ・アス」
「ジュニアズ・ファーム」
「ジェット」
「New」
「レディ・マドンナ」
「バースディ」
「アナザー・デイ」
「エヴリバディ・アウト・ゼア」
「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」
「バンド・オン・ザ・ラン」
「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」
「デイ・トリッパー」
「レット・イット・ビー」
「ヘイ・ジュード」