![竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/620mw/img_b8662d3c540f8f89d8ce0e1695190cd624576.jpg)
![ローソンストア100の「ばすCHEESE」も人気です](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/840mw/img_d23a99991a0f89b172bbb0d9924c0670134058.jpg)
「コンビニ百里の道をゆく」は、50歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
【写真】ローソンストア100の「ばすCHEESE」も人気です
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ローソンで販売している「バスチー」のヒットを受けて、ローソンストア100でも「ばすCHEESE」を1月末から販売しています。
価格はストア100の他の商品同様、消費税別の100円。ヨーロッパのバスク地方発祥のチーズケーキを手軽に食べられると、ご好評いただいています。
バスク風チーズケーキはほかにも、成城石井や上海のローソンでも展開しています。実は、「悪魔のおにぎり」シリーズも同様です。
商品がヒットしたら、その後はスピード勝負です。NGは一切ありません。良いものはどんどん広げていきます。コンセプトはそのままに、それぞれのブランドに合わせて素材や味付け、価格を変えています。
ローソンであれば、全国展開をベースにしっかりと創り込み、成城石井では約170店規模であることを活かしてこだわった素材を使うことができます。
バスク風チーズケーキはグループの枠を超え、全国に広がっていきました。ローソンの商品をきっかけに存在を知ったという方も多くいらっしゃいます。プライベートブランド(PB)を作る会社として、これほどうれしいことはありません。
街中で見かけることも増えたと感じていて、お客さまだけでなくスイーツを作る方にも認めていただけたような気もしています。類似商品が出るというのは、PB作りの本望です。
プレミアムロールケーキの発売をきっかけに、コンビニスイーツという一つのカテゴリーが生まれました。
商品開発の基準は「自分が食べたいものか」「大切な人に食べてほしいものか」。自分を信じ、失敗を恐れず、新しいものに臆せず挑戦していく。そんなカルチャーを今後も守り、育てていきたいと思います。
※AERA 2020年3月2日号
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