大規模な災害では避難所でも物資が不足して、在宅避難をしている人たちにまで回らないこともある。救援物資もすぐには届かないため、日ごろから十分に備蓄をしておくことが重要。たとえ家が無事でも、生活が続けられなければ在宅避難はできないことになる。

 大きな地震の場合、しばらくは余震が続く。そんなとき自宅にいると「今度は家が倒壊するのではないか」と不安になるし、停電が続いている場合は、明かりのない生活を続けなければならない。在宅避難に不安を感じたら、無理せず避難所に避難することだ。避難所では知り合いと話すことで気が紛れたり、不安や悩みを派遣された専門のカウンセラーなどに相談することもできる。「避難所の人たちのほうが大変だから」などという遠慮は禁物だ。

(構成 生活・文化編集部 端 香里)

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