探究堂では自分が興味・関心のあることをテーマに設定し、個人プロジェクトとしてそのテーマをとことん追究する授業「まいぷろ(マイプロジェクトの略)クラス」も行っています。今回の記事では、まいぷろクラスで現在進行中のプロジェクトをご紹介したいと思います。
現在、小学4年生のKくんが取り組んでいるのは、いわゆる「メントスコーラ」実験です。
メントスコーラとは、ペットボトルに入ったコーラの中にチューイングキャンディーのメントス数粒を一度に投入すると、泡が一気に吹き上がる現象のことです。新たなプロジェクトを検討していた際に、たまたまYouTubeで見た映像をきっかけにこの実験がスタートすることになりました。
「炭酸飲料以外でも、メントス入れたら噴き出すんかなあ?」
メントスコーラの動画を見終えて、彼は素朴な疑問を抱きます。
「気になることは何でも確かめよう」がまいぷろクラスのモットーです。
翌週の授業にて、家から持ってきた数種類のジュースの中にそれぞれメントスを入れてみるものの全く反応がありません。
(やっぱり炭酸飲料とメントスの組み合わせに意味がありそうやな……)
Kくんは次の課題として、コーラだけではなく、いろいろな種類の炭酸飲料で実験してみることにしました。どの炭酸飲料が最も勢いよく噴き出すのかは私も気になるところです。
とは言え、ただの遊びではなく実験として進めていくからには、その作法を学ぶ必要があります。
どのように実験を進めるのか?
実験に必要な道具は何か?
何種類の炭酸飲料を準備すればよいか?
実験記録の取り方をどうするか?
一つずつポイントを押さえながら、実験計画を立てていきます。
実験対象として選んだ炭酸飲料(10種類)は以下の通りです。
CCレモン、三ツ矢サイダー、ラムネ、コカ・コーラ、デカビタC、ジンジャーエール、ザ・タンサン・ストロング、オロナミンC、レモンスカッシュ、ウィルキンソン
ジンジャーエールとコカ・コーラが優勝(最も噴き出す)を争い、レモンスカッシュは炭酸が弱そうという理由で最下位なのではと予想しました。