「保育園時代はまだまし。小学校に入ったらもっと大変」という声も(※イメージ写真)
「保育園時代はまだまし。小学校に入ったらもっと大変」という声も(※イメージ写真)
この記事の写真をすべて見る

 4月に女性活躍推進法が施行された。だが、ワーキングマザーが十分に活躍できるようになったとは言い難い。
子育てしながら働く女性4人が集まり、現状や改善策を本音で徹底的に語り合った。

【参加者】
Aさん(39):子どもは4歳と5カ月の2人。2人目の育休中。広告会社勤務。「フルコミットしなくても、時間制約があっても、活躍できる仕組みが必要」

Bさん(45):子どもはもうすぐ2歳になる男の子。金融系会社勤務。ポイント稼ぎのために育休を切り上げた経験あり。いまは在宅勤務を活用して働く

Cさん(45):子どもは来年小学校に入学する5歳。会社では広報職で残業もあり、現在は体調不良で休職中。子育てと仕事を両立するには「小1の壁」が心配

Dさん(33):子どもは4歳と2歳。金融機関勤務。出産後もバリバリ働きたい派で、育休後もフルタイム復帰。だが、「家庭が破綻する」という悩みも

*  *  *

Aさん:私は4歳と5カ月の子どもがいて、今は第2子の育休中です。第1子の育休復帰を機に時短勤務を選択し、事業開発部門から総務部門に異動しました。長時間労働が当たり前の会社環境の中で、ワーキングマザーが成果を出し、上司や同僚と足並みをそろえていくことの難しさを実感しています。

Bさん:私は金融系の会社でダイバーシティー推進担当として働いています。40代で出産して、もうすぐ2歳になる男の子がいます。保活激戦区といわれる東京都世田谷区でなんとかポイントを稼いで保育園に入れたのはいいのですが、勤務地まで片道2時間近くあって復帰直後に「これは持たない」と。上司にかけあって導入されたばかりのテレワークを活用し、今は週2、3日は在宅で働いています。

Cさん:来年小学校に上がる5歳の子どもがいます。産後に転職活動をして、サービス会社の広報として採用されましたが、部署内に私以外に時短勤務をしている社員がおらず、上司からの風当たりも強くて息苦しさを感じています。体調不良で一時休職中です。

暮らしとモノ班 for promotion
もうすぐ2024年パリ五輪開幕!応援は大画面で。BRAVIA、REGZA…Amzonテレビ売れ筋ランキング
次のページ