ミクシィではいま、ひとり同士が集まって、ひとりではなかなかできないことを楽しむ動きが活発だ。フットサル、バスケットボール、スノーボードなど、人数や場所の予約が必要なスポーツでは特に盛んで、全国各地域ごとに無数のコミュニティーがある。

 スポーツだけではない。純粋なひとりの行動をシェアするのも人気。例えば、ひとりで過ごすスタバ時間を報告し合う「ひとりスタバ」のメンバーは、約2万1千人にものぼる。メディア事業本部の岨中(そわなか)健太さんは背景をこう分析する。

「現代は、ひとりの時間も共感したい、されたい時代。ひとりで楽しんでいたものを公開することで、“承認欲求”を満たしたいのではないでしょうか」

AERA 2015年6月22日号より抜粋