女子ゴルフの海外メジャー第5戦、全英女子オープンで樋口久子以来、42年ぶりに優勝を飾った渋野日向子(20)が食べていた駄菓子が話題だ。
4日目の決勝ラウンドで、何度もカメラに映し出されたのは、その駄菓子をパクパクとほおばる姿。気になるその正体は、魚肉ねり製品「タラタラしてんじゃね~よ」。イカゲソの酢漬けの駄菓子「カットよっちゃん」で知られるよっちゃん食品工業(山梨県中央市)の定番商品の一つだ。
明け方の放映を受けて、同社は朝から電話が鳴りっぱなし。「うちには専従の広報担当者がいないので……」と声をからして女性社員が対応していた。その後、「渋野プロが駄菓子がお好きという情報は伝え聞いておりましたが、映像で流れ大変驚いております」と反響の大きさに驚きつつ、「駄菓子という部門で需要を頂いておりますのも、お客様のご贔屓の賜物でございます。渋野プロも弊社商品のユーザー様であったということは大変うれしく思っております」とコメントした。
タラタラ~は、1990年に販売された商品で、渋野が食べていたスティックタイプは2005年から売り出している。長さ12センチほど、幅5ミリほどのシート状。実際、食べてみると、見た目よりもしっかりと味がついていて、ピリっと唐辛子が効いている。子どもの駄菓子というよりも珍味、大人の酒のつまみにピッタリという感じだ。
今回の渋野に限らず、試合中にお菓子やガムなどを食べるプロのスポーツ選手や、アスリートは少なくない。記憶に残っているのは、平昌五輪のカーリング女子の「もぐもぐタイム」だろう。その後、食べている菓子に注目を集まった。
気になるのは、渋野が食べているものの効果だ。
在阪プロ野球団で栄養指導の経験がある、管理栄養士で健康運動指導士の菊池真由子さんに、試合中にお菓子を食べることがゴルフなどスポーツのパフォーマンス向上につながるのかを聞いてみた。