

売れっ子にも関わらず、自分へのご褒美はビールと「銀のさら」というお笑いタレントのみやぞんさん(ANZEN漫才)。作家・林真理子さんが対談で、みやぞんさんの欠点からご家族との関係性まで、たっぷりうかがいました。
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林:さっきから聞いてると、みやぞんさんって欠点がないんですね。やさしいし、お料理もつくってワンコの散歩もするし。ちょっとブラックな面ってないんですか。
みやぞん:あ、欠点が欲しかったんですね(笑)。欠点はありますよ。毎日ビール飲んじゃいます。
林:そんなのどうってことないじゃないですか!
みやぞん:人を邪険にしてしまうときもあります。「今日は疲れた~。握手に応じたくな~い」という日も。きのうもロケのあいだにできるだけ写真撮ったり握手もしたんですけど、帰りしなにどっと疲れて、音楽聴きながらユーチューブを見てたら、いきなりこっちに来られた方がいて、「すいません」と言ってその場を離れちゃったんです。家に帰って「あの断り方は大丈夫だったんだろうか。失礼じゃなかったかな」と思って、そういうことの繰り返しですよ。
林:そんなに気をつかって、ご褒美がビールですか(笑)。
みやぞん:あと、「銀のさら」という宅配のおすし(笑)。
林:みやぞんさんぐらい収入があったら、銀座のおすし屋さんのカウンターで食べられるでしょう。
みやぞん:大して稼いでないんですよ。僕、すごく稼いでるように見えるじゃないですか?
林:ええ、見えます。
みやぞん:気持ちわかりますよォー(笑)。何千万、何億と稼いでるように思います?
林:んー……。
みやぞん:そこまでは思わないですか(笑)。ただ僕、ぶっちゃけ自分の年収を知りません。あまり気にしてないんですよ。とりあえずいっぱい稼いで税金をたくさん払おうという気持ちでいます。
林:また優等生の発言。もちろん「うるせえ」とか「だまれ」だとか、そんなことは言わないんでしょう?