例えば、実家にしょっちゅう来ては、帰りに冷蔵庫にある食材や買い置きの日用品を、当たり前のようにごっそりと持って帰る人は少なくない。親も制するどころか、ニコニコしながら冷蔵庫を満杯に詰めて待っていたりする。
「私はこれを、“娘どろぼう”と呼んでいます(笑)。一般的に、息子に比べ、娘のほうがちゃっかりしているので、こうした行動は娘に多い。一つひとつは大した額じゃないと思っても、ちりも積もれば山となる。一度、家計簿に“娘費”という項目を立ててみたら、愕然とするかもしれません」(畠中さん)
また、ありがちなのが、婚家を気にして、出費がかさむ例。あちらの両親は頭金を500万円出すと聞いて、本当は100万円でも苦しいのに、無理して300万円出してしまう。(本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 2018年8月17‐24日合併号より抜粋