〈これ以降、記者団からの質問が続いた〉
――具体的に引退を考え始めた時期は?
ダメなのは左耳なんですが、どうしても耳鳴りが今も消えなくて、難聴なのかはちょっとわからないんですが、それで音楽が作れないことはないんですが、体調がそれによって非常に悪くなったりすると、介護の方のご苦労ははかりしれないんですが、僕も多少、端くれかなというところがありまして、両立することの限界を感じたのは(昨年の)8月ですね。自分の気持ちを持っていたのと、みなさんにご迷惑をおかけしたのとで、(引退を)決断しました。
――引退はいつから?
自発的なこれをやりたい、あれをやりたいという音楽活動はきょうから退こうと思っています。それでも責任があるんじゃないかやってくれということはやろうと思っています。
――A子さんとは現在も連絡を取っていますか?
事務的な連絡はせざるを得ないのでとってはいます。誤解を招かないように今後はいましめ、しっかりしていきたいと思います。
――今回の一連のことはKEIKOさんにはちゃんとお詫びをし、納得してもらっているんでしょうか。
話はしてあります。納得しているかどうかは今お話させていただいた通りで、しっかり向き合って理解をしてもらえるかというのはこれからです。
――A子さんと腕を組んだりだとか、ベッドで一緒に寝ましたか、と文春に質問されて「そうですねはい」と答えてますが、どういう関係でしょう?
僕の体調不良で来ていただいている方で、一般の男性が女性を招くというものとは確実に違うと心から言えます。不徳の致すところで誤解を招いた形になってしまった。長い時間続けてもらったりだとか、そういうことだと思います。
――精神的な支えということもあったんですか?
かなりありました。ほんとにお恥ずかしい話ですが、5年、6年前から普通の男性としての能力というのがなくて、精神的なものの支えが必要だったと思います。
――KEIKOさんにどのように報告したのですか?
非常に特殊な例だと思っておりますが、簡単な単語でこういうことだと、「ごめんね」とか、「わかったよ」ということであったりとか。「やだな」とか、ほんとに短い言葉のやりとりを昨日までしていました。この会見が(午後)1時からあるということも昨日、話しております。ゆっくりと、これから目を見てしっかりと話していきたいと思っています。
――KEIKOさんは「わかったよ」と言った?
今、ラインみたいなものがあるので、「わかったよん」みたいな感じ。一般の奥さんとはちょっと違うので、どのくらい理解してくれているのか。過去、何回か時々、正常になる会話ができる時が年に数回あります。その時に「私、普通じゃないよね」って言ってくれる。
――離婚も考えているか。
僕は女性というよりも、今の子どものようなKEIKOの方が愛は深くなっています。
――夫と妻という関係は今後も続けていく?
はい、「旦那さん」という言葉を使ってくれる時もあります。
――医療行為とは具体的にはどういう薬ですか?
こういった公共の場でしっかりお話するのが難しい。病院の診断書に基づいた医療行為だと思います。
――A子さんと知り合ったのはニンニク注射をした時なのか?
そうですね。初期はそうです。
――今もそれを必要とする状況?
いや、今は違うと思います。今はC型肝炎からストレスになって難聴であるとか、非常に全体がだるかったりとか思考が鈍ったりとか体力の補給が一番メインだと思います。入院中も2日、3日点滴をし続けているという状況なので。針は刺さっていっぱなしです。点滴を一日中。2泊くらいという言い方をされるみたいですけど、針が刺さったままでも、そのくらいし続ける。
――どなたかに相談されたのか?
たった1人の判断です。誰にも相談していません。最初からずっと自問自答。
――A子さんの自宅にまで行っていたそうですね
他のお医者さま、看護師さんはどうしようもない。僕が動くのならやれる。成立できるということでほんの数回うかがっています。
――A子さんに対する感情はどういうふうにお感じになっていますか?
非常に甘えていたと思いますし、助けていただいた。感謝しています。申し訳ないという思い。