実は、見開きページで1週間が見られるようにしたのはクオバディスが世界で初めてだそうで、当初、そのフォーマットは「発明」とも言われていたそうだ。
そして右端の升目には、Phone、Write、See-Doなどの項目があり、この週に電話すべき相手や会う人、書き物などの予定を入れられるのだ。
日本製の手帳と大きく異なるのは、世界地図がカラーで10ページ以上にもわたって付いていたり、国際電話の国・地域コードが記されていたりすること。
いまの時代は、タブレットで検索することももちろんできるが、手帳に付いている安心感は大きい。
近年では、ユーザーのライフスタイルに合わせたフォーマットや大きさが揃い、何より女性の業界人にウケているのはカバーのカラーバリエーションが豊富なことではないだろうか。
他社とのコラボも盛んなので毎年、色違い、柄違いを選ぶ楽しみもあれば、気に入ったカバーをそのままに、中身だけ取り換えることもできる。1月始まりだけでなく4月や9月始まりも。日々の差し色になる手帳だ。
※週刊朝日 2018年1月19日号