


歌舞伎役者の中村獅童(45歳)が9月30日、東京の東劇でNEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」の初日舞台挨拶に、串田和美監督(75歳)と共に登場した。
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肺腺ガンの手術後、完全復帰をアピールしたかったのか、舞台挨拶は中村らしい“サプライズ”で観客を魅了した。挨拶前に司会者が撮影禁止を伝えていたが、
「今日いいですよ。皆撮ってください。僕も元気になったんで。いっぱい拡散しといてください」
と客席に笑顔を向けると、
「SNSの時代でねー。ここ3週間前ほどインスタ始めました。(自分は)アナログだったので、絶対そういうの認めないと思ってたんですけど、やっぱりやらないといけないなと思った」
とインスタグラムを始めたことを公表。
歌舞伎役者のインスタでは、市川海老蔵が頻繁に更新しており、フォロワー数は100万を超える。これに対し、挨拶直後の中村のフォロワー数は約2500だった。ペットの犬や猫、自撮り、音楽活動などの写真を積極的に投稿しているが、海老蔵に迫るインスタグラマーになるかどうか、気になるところだ。
この日公開のシネマ歌舞伎「四谷怪談」は、昨年6月のBunkamuraシアターコクーン(東京・渋谷)で舞台公演した時に撮影されたもの。中村は、
「舞台は生なので、カメラが入るよと言われると、絶対意識しないようと思っても、どこか意識してしまい、ハプニングが起こってしまう。でも、(この作品の撮影には)カメラが8台とかあって、僕らがこんなところにカメラあったのと思うくらい、隠し撮りに近い状態で撮っているのもあったので、ほとんど変にカメラを意識することなく、いつも通りの舞台の感覚で演じた」
と語った。(本誌・大塚淳史)
※週刊朝日オンライン限定記事