秋篠宮家の次女、佳子さまのちょっとしたアドリブが、高校生を感激させた。
全国高校総合文化祭「みやぎ総文2017」の開会式などに出席するため、現地を訪れた秋篠宮さまと佳子さま。
宮城県多賀城市の東北歴史博物館を8月1日に訪れ、文化祭のボランティア部門を鑑賞した。会場では、東日本大震災の被災地を案内する地元高校生らのボランティア活動などが紹介されていた。
同部門の責任者を務めた松島高校の神成浩志校長が、ハプニングが起きたときの様子を振り返る。お二人が博物館を出るとき、ボランティア活動に取り組んでいた10人ほどの高校生が見送りのため待機していた。
「佳子さまは素通りなさると聞いていたのですが、突然足を止めると、一人ひとりの生徒と目を合わせて、優しく話しかけてくださったのです。ボランティア活動を頑張っていた生徒たちは、何を話したか覚えていないほど感激していました」
天皇陛下や美智子さまのお出かけ先でも、予定にない「お声がけ」を見ることがある。天皇陛下や皇族のスケジュールは警備などの都合もあり、分単位で厳しく管理されていて、声をかけるのは簡単ではない。
「人びとと誠実に接する佳子さまの姿は、やはり皇后さまの血を引く内親王だと感じます」(秋篠宮家の知人)
皇太子妃雅子さまは回復基調にあるとはいえ、まだ体調に波がある。愛子さまはお元気だが、昨年夏には、激ヤセ姿を見せるなど万全とはいえない。
そうしたなか、秋篠宮家の眞子さまと佳子さまは、研究や学業を抱えながらも、公務の戦力としてフルに活動していた。
だが、「女性宮家第1号」としての期待を集めていた長女の眞子さまは、小室圭さんとの婚約準備が進んでいて、近く皇籍から離脱してしまう。
眞子さまの不在に備えるように公務に励む佳子さまも、9月12日には英国に出発。来年6月まで英リーズ大学に留学する予定だ。
8月5日には東京で、沖縄戦の犠牲者の追悼行事にお忍びで出席。留学直前まで公務に励むとみられる。