「劇場型」で注目を浴び続ける小池都政。あのアイドルら有名人軍団も“参戦”し、熱い議論を交わした。
東京都庁で小池百合子都知事を座長とした「東京未来ビジョン懇談会」の第2回の会合が4月21日、開かれた。
小池氏の肝いりで今年1月に始まったこの会議、都政に新しい発想を取り入れるため「新進気鋭の若手」たちと意見交換を行うのが目的だという。
この日の出席者は元AKB48の高橋みなみ、俳優の伊勢谷友介、タレントのパックン、お笑い芸人のくわばたりえ、写真家の蜷川実花、フェンシング元日本代表の太田雄貴、メディアアーティストの落合陽一など多士済々な面々。そのままテレビのトーク番組が制作できそうな豪華布陣だったが、内容はいたってマジメだった。
テーマの一つは子育て。プレゼンテーター役のくわばたりえが自身の子育ての苦労話などを交えながら、こう持論を披露した。
「孤独な育児をしている母親が非常に多い。パパの仕事が忙しすぎるし、特に東京では祖父母などが遠方にいて、頼れる人もいない。孤独な育児をなくすためには、一人でも多くの人に育児の大変さをわかってもらうことが大切だと思う」
中学校や高校で、子育て中の母親が体験談を語る授業などを取り入れることを提唱したのである。これを受けた意見交換では、伊勢谷友介がこんな持論を展開した。