「今生きている人は人生みんなダブルブッキング中みたいな感じ。親にならなきゃいけないし、働かなきゃいけない。親同士がつながって子どもを保護し合うことで、カバーし合うコミュニティーをつくることが変化のきっかけになるかも」
一方、高橋みなみは次のように語った。
「ちょうど先日、友人夫婦の家に行ってお子さんと遊んだんです。本当にかわいい、(子どもが)ほしい、って常に言っていたんですが、やっぱり育児をされる方の意見を聞くと『大変なんだよ』と。お母さんになったらどれだけ大変かを、私たちは子供の時に教わらなさすぎるということは、すごく思いました」
その上で、独自のこんな“政策”も披露した。
「ママも休む時間が必要だし、パパも育児に触れる時間が必要。プレミアムフライデーというものがありますが、ママの日、パパの日みたいな日があってもいい。生活に寄り添う休日を作ってもいいんじゃないかと思いましたね。プレミアムフライデーにしてもお店をやる人は休めないという意見がある中で、一斉にみんなが絶対に休める日があってもいいんじゃないかな」
2016年4月に卒業したAKB48で長年、総監督を務め「政治家向き」との評価もある高橋だけに、堂々たる主張だった。
伊勢谷と高橋を両サイドに座らせた小池氏は、終始上機嫌。
自身が「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた米「タイム」誌を示しながら、小池氏はちゃっかりPRも忘れていなかった。
「パイオニア(先駆者)の枠で、100人の内に数えていただきました。頑張れ、とエールをもらったような気がいたします」
(本誌・小泉耕平)
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