2011年9月3日の巨人戦で勝利を挙げたのを境に、投手の命とも言うべき肩の“違和感”
に悩まされ続けた由規。その翌々年の13年春、ようやく原因がわかると、均さんに「相談がある」と言い、こう続けたという。
「腹は決まってる。肩にメスを入れるよ。親父、認めて。リハビリは大変だけど、3年みてて。絶対に1軍に上がるから」
この言葉を思い出し、均さんは「今回、有言実行したなと思いました」と言う。
「ここまで面倒を見てくれた球団に感謝しなきゃいけません。やっと復活して恩返しのスタートラインについたところですからね。
ウサギとカメの話がありますが、由規はカメ(笑)。ロスが認められない時代ですけど、そんなカメがいてもいいでしょ。息の長い選手になってほしいですね」
(本誌・松岡かすみ、太田サトル、鳴澤大、亀井洋志、吉崎洋夫/黒田朔)
※週刊朝日 2016年7月29日号
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