普段は絶対に見られない角度から車両を観察できる「かさ上げ展示」。鉄橋の下から覗いているようなすごい迫力!」(櫻井さん)(撮影/写真部・松永卓也)
普段は絶対に見られない角度から車両を観察できる「かさ上げ展示」。鉄橋の下から覗いているようなすごい迫力!」(櫻井さん)(撮影/写真部・松永卓也)
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 鉄道ファンの期待を集め、4月29日のオープンを目前に控えた「京都鉄道博物館」。JR京都駅から西に約1キロ、梅小路蒸気機関車館だった場所が新たに生まれ変わる。

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 SLから新幹線、昨年春に引退した寝台特急「トワイライトエクスプレス」まで、日本を代表する53車両が集結。体験型の展示が多いのも特徴だ。

 鉄道写真家の櫻井寛さんも、オープンを心待ちにする一人。

「ヨーロッパの鉄道博物館は動態保存や、営業線につながる引き込み線のある展示が一般的で、ようやく日本にも誕生したのは喜ばしいこと。生きた展示には、自由と大きな可能性があります。間近で見て、触れられる博物館にわくわくさせられ、懐かしさにもじーんときました!」

 人はみな、さまざまな鉄道と関わりながら人生を歩んできた。

「人にはそれぞれ思い出の列車がある。ここではそんな車両に触れることができるんです」

週刊朝日 2016年4月22日号