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差別・嫉妬・いやがらせに新人OLが敢然と立ち向かう、武井咲(えみ)主演のドラマ「エイジハラスメント」(テレビ朝日系 木曜21:00~)。漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、心にグサリときたセリフがあったという。
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「マスクのヒモの痕が、なかなか消えない年齢(の女)が、頑張るとイタい」
「30すぎてる女の人に、彼氏がいるかいないのかなんて、聞けないよね」
エイジハラスメント(年齢を理由にした差別、嫌がらせ)、略してエイハラ。なんたって内館牧子脚本のドラマなんである。
いきなり、妹が姉のことを「(セックス)したがり屋のずるい女」と決めつける「週末婚」の牧子です。牧瀬里穂が「見たくない、見たくない、だから食べちゃう!」と両手で苺の山をむさぼり食う「汚れた舌」の、あの牧子です。
だから、このドラマのヒロイン武井咲だって、ただの可愛い子ちゃんじゃない。
社内で月500円出すコーヒーも飲まず、余ったシイタケの軸をつけこんだ味噌を持参し、マイ味噌汁(この肌寒くなるようなビンボー臭さ!)を作る堅実派。
歩いてるだけでHP(ヒットポイント)が減りそうな、ドラクエの沼地みたいな職場で、孤高を貫き、面と向かってハラスメント上司に言い放つ。
「てめぇ、五寸釘ブチこむぞ!」