「ホテルは稼働率と単価が重要。外国人の需要で稼働率が上がっています。稼働率が上がると強気な単価が出せます」(本吉さん)
リッチモンドホテルと帝国ホテル大阪はともに稼働率が約9割と過去最高を記録している。日本空港ビルデングは昨年開業した「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」に期待できるという。
「『純利益前年同期比○%増』といった良いニュースで株価が上がったときに利益をひとまず確定する方法がいいでしょう」(同)
株価の値動きを重視するテクニカルアナリストで個人投資家の横山利香さんの注目もラオックスとビックカメラだ。
「ラオックスは株価が上昇基調にある良い“チャート”を描いている。ビックカメラは消費増税の影響などで一時的に決算は思ったほど良くなく株価は軟調。8月の株主優待に向けて仕込みどきでしょう」
女性向けバッグのサマンサタバサ、ドン・キホーテの子会社で決済システムなどを手がけるアクリーティブにも注目する。
「サマンサタバサは外国人以外にも、国内の小中高校生にも人気。バッグの流行が変わってきているので、買い替え需要も期待できる。アクリーティブは高値更新中。売買単価は5万円弱なので、NISAで買ってもいいでしょう」(横山さん)
投資は自己責任で。
※週刊朝日 2015年5月8-15日号