消費税の増税まで残り3カ月を切った。税率が上がっても生活レベルを下げたくない――そんなときに頼りになるクレジットカードがある。そのなかで「女性向け」と専門家が言うカードとは。

「ネット通販の利用者が増加するなか、総合スーパー各社は連携するクレジットカードの利用者に対して、実店舗とネット通販の両方でお得なサービスを充実させつつある」(クレジットカードに詳しい消費生活評論家の岩田昭男氏)

 セブン・カードサービスが発行する「セブンカード・プラス」は全国のイトーヨーカドーで、ネット上の店舗も含めて5%オフの日が月3回設けられている。そのほかにも、セブン&アイグループ系列の指定店舗(セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、ヨークマート)で利用すると還元率が通常の3倍(約1.5%)になるなど、多くの優遇を受けられる。

「イオン銀行の『イオンカードセレクト』も同じような優待日などの特典があります。なかでも『G・Gマーク付』は熟年層向けに年齢制限を設けているという点でユニークです」(岩田氏)

 このカードは55歳以上でなければ入会できない。

「通常の特典に加えて、毎月15日に全国のイオンやマックスバリュなどで買い物をすると5%の割引特典が受けられます」(イオンフィナンシャルサービス広報)

 ちなみにG・Gは「グランドジェネレーション」の略で“爺(じじい)”とは、まったく関係ない。55歳以上であれば女性も入会できる。

 女性向けカードは還元率の高さよりも、サービス内容が充実しているという。

 オリエントコーポレーションの「Orihime」は、女性専門医を指定して、電話で無料相談を受けられることが最大の特徴だ。相談後に直接受診を希望する場合は紹介状も無料で発行してくれるという。

週刊朝日 2014年1月31日号

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