壇蜜(33)の勢いが止まらない。ドラマやCMなど、ほぼ毎日のようにお姿を拝見。初のフォトエッセー『はじしらず』(朝日新聞出版)も出版したご本人が2013年を振り返る。
「体調のすぐれない日もあり、寄る年波には勝てないと実感した一年でした。それでもファンの皆さんの声援で、粛々と仕事を続けられたと思います」
感謝の言葉につづいて、こんな自己分析も。
「そもそも私、自分はテレビに映ってはいけない人間だと常に感じているんです。PTA的な視線で自分を見ているんでしょう。私に寄せてくださる賛否では、むしろ『否』のほうに共感してしまいます」
とはいえ、「半沢直樹」(TBS)への出演など仕事の幅を広げるとともに、支持も広がった一年だったのでは?
「仕事は、自分の希望より、ファンの方々やスタッフが考える『壇蜜にさせたい仕事』を優先させました。すると、いつも“残念”な結果に終わる。『半沢直樹』での演技は下手ですし、『2013 FNS歌謡祭』(フジテレビ)で歌わせてもらっても音痴。でも、皆さんが、ダメな姿を喜んでくださるんだとわかった一年とも言えますね。フォトエッセーは『ダメ人間』の自分を素直に出せたと思っています。文章も自分で書きました」
そして究極のひとこと。
「歯を磨けば、この歯磨き粉もファンの方々に買ってもらったと実感する日々。私が不要になれば、いつでも身を引く覚悟です」
※週刊朝日 2014年1月3・10日号