「私はもう藤圭子でもなんでもない。(藤圭子は)お金もうけのために、人からもらった歌を歌って、喜びも悲しみもわかちあって、10年で幕を閉じた」
このころ、結婚と離婚を繰り返していた音楽プロデューサーの宇多田照實(てるざね)氏(65)と最後となる7度目の離婚をし、それからは消息が聞かれなくなった。10年に母・澄子が死去。今年3月には、恩師の石坂まさを氏も亡くなったが、藤は姿を見せなかった。芸能関係者の間では、「ニューヨークで心療内科に入院している」といった噂が流れていた。
※週刊朝日 2013年9月6日号