私はタープのレンタルの予約をし、バーベキューの食材の調達を買って出た。

「食材は切ってから持って行った方がいい」
「肉類はタレに漬けて冷凍して保冷剤の役割も兼ねて、クーラーボックスに入れた方がいい」

 という情報を仕入れたので仕込んでいくことにした。

 前日にスーパーで食料の調達をしながら、10分おきに天気予報を確認しては一喜一憂する私に夫は、「もうお天気チェックしないで!」と訴えた。

「もう見てられない!」と。

「雨予報を見るたびに深刻な顔でため息をつく私に、どんな言葉をかけたらいいのか!」と。

 そんなこと言われても、こちらも言い出しっぺの責任もあるし、なんせ初めてのことで様子がわからない上に、雨というハンデがきているのだからナーバスになる。

 それに、テント立てたいテント立てたい!

 結局、予報は「小雨」。我々はバーベキューのみ決行することにした。

 当日キャンプ場に到着すると、しとしと小雨が降っていた。

 慣れている人から見たら、我々は何と軽装で現れたことだろう。

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