ネット選挙が始まってからは、SNSで支援者になりすまして書き込むバイトがネズミ講みたいに広がっているそうなんです。要は“サクラ”ですよ。「力強い演説でした」とか「偶然お見かけしました」とか書くらしいんだけど、本人たちもどのアカウントが本物の支持者で、どれがサクラなのかわからないんだそうです。

 もちろん政治家の中には骨のある人もいると思うんだけど、自分のことだけ考えているやつがいるんだってことが面白かったですね。誰だって職を失うのは嫌だし、特に政治家には利権がからむから、まさに選挙は戦国時代の首取り合戦なわけです。

 視聴者に伝えたいことは?って太田さんに聞いたら、「選挙に行ってほしい」って言うんですよ。誰に入れたら良いかわからなかったら、自分の名前でも好きな芸能人の名前でも書いて入れればいいと。それによって投票率が上がります。政党は世代ごとの投票率を見ているから、いままで高齢者しか相手にしていなかった政策とか選挙も、若い人の投票率が上がれば新しいことを考えなければいけなくなると。それ聞いてると、確かにそうだなと思いました。

 選挙の古い手法と言えば、大物議員が「お国入り」する地方選の応援ね。今の時代、テレビで見たことある人が来るだけで人は集まらないし、票は入れねえぞ!ってことなんですよ。小泉進次郎とか人気者が来るならまだわかる。でも、顔は知ってるけど東京では人気無いじゃん!ってやつは逆効果じゃないの?

 俺たち芸能の仕事している人も同じ構図で、「安室奈美恵がこの街に来る」って言ったら何万人も集まるとしても、「竹山が来る!」って言ってもさほど人集まんねぇよ(笑)。それと似てる……。

 夏の参院選までに、野党から「俺がまとめてやるよ」っていうピリっとしたやつが出てきてほしいんですよね。理想としては小沢一郎さんあたりに「うるせえんだよ!」ってボコボコに批判されて、それでも「黙ってろ!」ってケンカするぐらいの人。誰か1人でも出てきたら、まだ戦えるんじゃないのかな。俺だったら、まず野党連合をまとめて、小さいことでギャーギャー騒いで国会を止めてるやつに「注目されたいだけだって国民にバレてるんだよ」って言うかな。あれは庶民感覚からすると、役に立っていない面倒くさい人に見えちゃうでしょ。

 何なら野党の新人、俺がやってやろうか!? いや、そしたら毎年ハワイに行けなくなるから絶対イヤ。

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