■臭い靴下+バニラ=チョコ においの謎に迫る (2020年7月3日福岡市)
においは、鼻の奥にある神経細胞がさまざまなにおい物質を感知して、脳に伝達して感じる。これまで複数のにおい物質をかいだときは、各成分の「足し算」としてにおいを感じるという定説があった。だが、臭い靴下のにおいと、バニラの香りを合わせると、チョコレートの香りに感じるなど、説明できない事例も知られていた。
九州大学などの研究チームが、このしくみを解明するために、マウスを使ってにおいへの反応の強弱を調べたところ、各成分の「足し算」としてにおいを感じるだけでなく、抑制化される「引き算」のケースもあると発見した。複数のにおいを混ぜてかがせると、反応がより高まる「相乗効果」や、逆に弱まる「拮抗作用」がみられるケースも。靴下とバニラの例では、靴下の臭さを拮抗作用で抑え、相乗効果でチョコの香りを感じている可能性があるという。
「引き算」のケースは世界初の発見なんだって!
■海水浴場に巨大ワニ!? (2020年7月9日青森県)
青森県鰺ケ沢町の海水浴場に砂で作られた巨大なワニ2匹が相次いで現れた。体長はそれぞれ5mを超える。
近くに住む男性によると、7月3日に砂浜で何かを作る若者たちが目撃され、翌日朝には1匹目のワニが完成していた。そして9日朝には、さらに大きな2匹目が寄り添うように作られていたという。
鋭い目つきや背中の凹凸など実物そっくりな姿が話題になり、砂浜はワニを一目見ようと集まった人たちでにぎわっている。
やがて消えてしまうはかなさも人気の秘密。
※月刊ジュニアエラ 2020年10月号より
ジュニアエラ 2020年 10 月号 [雑誌]
著者 開く閉じる