ときにはママとして、ときには視聴者として、社会人、消費者……テレビ番組などでさまざまな視点からのコメント力と、飾らないキャラクターが人気の眞鍋かをりさん。自身を「どちらかというと論理的な左脳タイプ」と分析する眞鍋さんは、プライベートではどんなママなのでしょう。現在小学4年生の娘さんとの母娘関係について、話を聞きました。※後半<眞鍋かをりが語る、40歳で目覚めた娘との“推し活”旅 「推しがいる喜びを子どもの頃に知れるのはうらやましい」>に続く。
【写真】鬼滅の刃の「推し活旅行」に出かけた眞鍋かをりさんほか(全3枚)娘と、昨年度の“漢字”をキャッチアップしているところです
――小4の娘さんの勉強は、チェックされていますか?
「子どもの勉強をしっかり管理していそう」と見られがちなのですが、実は全然チェックしていません。今は子どもが好きなことを伸ばせば良い時期だと思っているので、いわゆる「お勉強」に対してはかなりゆるめです。
ですから、子どもの宿題も基本的には関与しません。先生からは何も言われないし大丈夫だと思っていたら、新学年に上がったタイミングで担任から「前年度の漢字の宿題を全くやっていなかったようで、これでは今年の漢字に進めません……」と連絡をいただいてびっくり。「さすがにまずい!」と、今、大急ぎで漢字のフォローをしています。
――お子さんの「好きなことを伸ばしたい」という考えに至ったきっかけはありますか?
私は“左脳派”で、物事を論理的に考えるタイプ。情報は文字から得るほうが楽で、子ども時代は読み書きや勉強も、そこまで苦痛ではありませんでした。
ところが、娘は真逆の“右脳派”。好き嫌いがはっきりした「感性の人」です。情報は音や映像でとらえるほうがスムーズですし、言葉は文字でなくリズムで捉えている様子。ですから漢字の書き取りなどは大の苦手みたいです。
そこに気がついたら、「あ、なるほど」と心が切り替わりました。私と娘は全く違う世界の見方をしているんだなと。それなら、この子に合った得意なやり方を一緒に探していこう、と思いました。
心の中で天秤にかけて、お受験塾を初日で退塾しました
――小学校のお受験塾に通われた経験もあると聞きました。
出産して、子育てが始まってから知ったのですが、東京はとにかく「選択肢」がたくさんあります。私は愛媛県の田舎町出身なのですが、学校はずっと地元の公立に通い、大学進学で東京に出てくるまで、私立の小中学校の存在すら知らないくらいでした。
次のページへ「残りひと枠です」と言われて