小学4年生のまいまいちゃんは「どうして先生はみんなを平等にほめてくれないの?」と不公平を感じています。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」で大人気の小島よしおさんが、子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんは、不公平を感じたときに意識してほしいことがあると伝えます。
【写真】子ども時代の壮絶ないじめを乗り越え、人気芸人になったのはこの人* * *
【相談4】
学校に行くと、いろんな場面で不公平だな、と思うことがあります。例えば給食の時間。私は嫌いなものでも、減らさずにがんばって食べています。でも、好き嫌いばかり言う子がいて、その子は嫌いなおかずは減らしてもらい、好きなおかずの時はおかわりをします。それを見て先生は、よく食べてえらいね!とほめました。私はどんなメニューでもきちんと食べているのに、好きなものだけ食べている子がほめられるのは、えーっと嫌な気分になります。
授業中にも思います。私は勉強をがんばっていて、テストの点数もいい方です。でも先生は、勉強ができる子はほうっておいて、勉強が苦手な子ばかりを教えて、問題が解けるとすごくほめます。「その問題、私だってちゃんとできてるのに!」と思います。こんなふうに、きちんとまじめにしてると、この子はできて当たり前、みたいに思われて、あまりほめられなくなります。でもちゃんとしない子がちょっとがんばると、先生はほめます。私はみんなを平等にほめてほしいのに、どうして先生はそうしてくれないのかな?といつも思っています。(まいまい・小学4年生女子)
【よしおの答え】
まいまいちゃんの悩み、僕もよくわかるなあ。小学生のころ、まいまいちゃんと同じことをすごく感じていたよ。クラスに、学校にあまり来ない友だちがいたんだけど、その子がたまに学校に来ると先生にほめられるんだよね。毎日学校に来ている僕はほめられないのに、どうしてその子はたまに来ただけでほめられるんだろう、って思っていたな。
まいまいちゃんは、先生がほめてくれなくても、給食は残さず食べるし、勉強もしっかりやっているんだね。すごくすごくがんばっているね! 小学4年生でなんでも食べられて、勉強もテストでいい点をとれるほどの努力ができているってすごいことだよ。
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