自分ができる範囲のことを一生懸命やる、できないことは無理してやらないというのが僕の仕事に対するスタンス。それは子どもが生まれる前も生まれてからも変わらないです。広告やイベントのお仕事を順調にいただけていたので、依頼されたお仕事を一生懸命にやっていこうとずっと思っています。

――お子さんたちはダンディさんのお仕事をどう見ていますか?

 テレビのCMなんかに映ると、喜びますね。長女が小学生になったころ、「お父さんがこういう仕事をしているから誰かが何か言ってくるかもしれないし、そのことでイヤな思いをすることがあるかもしれないけど、大丈夫?」って聞いたことがあったんです。そうしたら「イヤな思いをしたことはないし、逆に『お父さんが芸能人でうらやましい』って言われたことがあるよ」と言ってくれて。ホッとしましたし、そんなふうに言ってくれる娘もすごいなと思いました。

――お嬢さんも周りのお友だちもやさしいですね。お子さんたちの将来について、今の思いをお聞かせください。

 人に迷惑をかけないように時間を守って、好きな仕事を見つけて、そのために頑張ってほしいというくらいですね。僕もそうやってきたからこそ、好きな仕事を長く続けられていると思っています。

(構成/中寺暁子)

【前編を読む】小6の息子が全国模試で1位に ダンディ坂野が「勉強しなさい」の代わりにかける言葉とは?
著者 開く閉じる
中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

1 2 3